
※本ページにはプロモーションが含まれています。

この本を読んで満足するレベルの人

まず最初に「この本の対象者」を説明するね。

本の説明もせずに…?!
この本の対象者は「中~上級者向け」
漫画をある程度、何作か描いたことがある人にお勧めの本です。
このブログで言う「初心者」等の定義は別途解説ページを設けています。
サクっとわかる定義は下記の通りなので初訪問の方はクリックして確認してみてね。↓
★超初心者向け(まだ一度も作品を完成させたことがないレベル)
★初心者向け(1~3作品&合計30枚以上の作品を完成させたことがあるレベル)
:中級者向け(4~9作品&合計70枚以上の作品を完成させたことがあるレベル)
:上級者向け(10作品以上&合計100枚以上の作品を完成させたことがあり、かつSNSや本などで自分が納得する評価や反応がある)
収録内容について
私が特に「独自性があって有益!」と感じたのは下記の部分。
詳細については次のブロックで解説します!
- 完成原稿見本コーナー
- 第3章 ジャンプ作家アンケート
- 第4章 お悩み相談
本の目次(収録内容)
<収録内容>
第1章 技術論の前に「描きたいもの」を育てる
第2章 2ページ漫画を描こう※描きおろしネーム掲載
第3章 ジャンプ作家アンケート
第4章 悩んだら「やれるところから、好きなように」に戻ろう
第5章 デジタル作画のコツーーミウラタダヒロ先生に訊く!
第6章 アナログ作画のための道具選びーー四谷啓太郎&田代弓也両先生が語る!
集英社さんが記載している<収録内容>には書いてませんが、「はじめに」や「おわりに」がこの本の肝だと感じました。
『持ち込み&漫画賞 よくあるQ&A』などもあって、ジャンプで活躍したい!という作家さんにとっては元気と勇気がわく内容になっていると感じました。
読んでよかったところをポイント解説!
- 完成原稿見本コーナー
尾田栄一郎先生の「ONE PIECE(ワンピース)」完成原稿が8ページにわたって掲載されています。

生原稿~!!

ホワイト修正の跡までクッキリ!
ベタの指示で使った×印、鉛筆の消し跡、原稿をつないだのかな?というような細かい汚れ、・・・生身の人間が作画したんだなという工程が垣間見れて感動しました。
今はデジタルで漫画を描く人が多くなっていますし、私自身もデジタルでしか描ける気がしませんが、印刷される前の原稿をみるだけでテンションがあがります。
よく見ると、鉛筆の線が原稿にかなりしっかり残っていまして(わざと加工で強く出すようにしたのかもしれませんが)、尾田先生もしかして筆圧強めなのかな?とか、下書きの線がたくさん入ってそうだな?‥とか、人によっては眺めるだけで参考になるし楽しめると思います。
なにより単行本や本誌を所持している人は、見比べるといいですね。印刷物と原稿で使われる範囲の違い・それによって与える画面への印象の違い。などなど。自分が発見したことは後々活かせると思います。
- 第3章 ジャンプ作家アンケート

これぞ「この本でしか得られない情報」の一つ!

気になる13の質問に答えてくれてる!
なんと16作家さん分です。・・・16通りの答え美味しすぎる。
質問内容を(怒られないだろう程度に?)少しだけ紹介します。
- 漫画家を目指すと決めて、まず何をしましたか?(練習法や戦略など)
- また、効果的だった練習法などありましたか?
- 19ページのネームを完成させるのにどの位の時間がかかりますか?
- 19ページの作画を完成させるのにどの位の時間がかかりますか?
- 読み切り漫画を描く上で、参考にしていたものはありますか?

気になる質問ばっかり!!
個人的には「創作時間」がいつも気になっていた人間なので、ここの回答がいちばん読んでいて発見がありました。
ほかにも、作家さんそれぞれで個性を感じる回答(言い回しだったり、中身だったり)に「性格や考え方がここに反映されるだな~おもしろい~」と感じました。
中には言い回しは違えでも同じことをおっしゃってるんだなと思わされる「共通点」なんかも浮かんでくるので、現役で活躍されている16人分の作家さんの回答は読みごたえバッチリです。
- 第4章 お悩み相談
この第4章の目次でのタイトルが『悩んだら「やれるところから、好きなように」に戻ろう』になっております。内容的にはまさにそのとおり!
ある程度、漫画を描き続けたことがある人なら分からないとは言わせない。
「だれにでも突き当たりそうな壁・不安」にフォーカスがあたっていて、ん~~~~んんっわかる~~~。と思いながら読み進めました。

書いてあることそのとおりすぎる
逆に、超・初心者や初心者の人は今まさに情熱だけで進もうとしているはずなので、読まなくていいと思います。

持たなくていい悩みを持つことになる可能性があるので、悩みがない人は読まなくていい!
少し内容に触れると・・・
- セルフボツばかりしてしまって進まない時の対象法
- 心が折れてしまったときに立ち直る方法はありますか?
などの質問に対して、回答をしてくださっています。
私が思う本を購入しても損をしない人物像
- ジャンプや集英社などの出版社で活躍したいと思っている漫画作家
- 上記①の卵
- 自分の漫画に行き詰っている人・今と違う視点が欲しい人

①と②は言葉通りの意味だから③について解説するね。
自分の漫画に行き詰っている人・今と違う視点が欲しい人
冒頭でこの本の対象者は「中~上級者向け」とお伝えさせていただきましたが、この本のタイトルになっている通り「描きたい!」という気持ちを大切にしてほしいというメッセージ性が強い本です。
テクニック的な本ではなく、精神的な土台を作ってくれる本という印象を持ちました。
この本の出版経緯が「はじめに」と「おわりに」で触れられていましたが、そもそも漫画家になりたいという人たちに向けて作られた本とのことです。なので、ある程度描きなれてきて「行き詰まり感がある」「このままでいいのかな」という人たちに対して、背中を押すような構成になっています。
人によっては、この本を読むと受け取り方次第でプロ意識が芽生えたり、あらたな境地に連れて行ってくれるような、そんな感覚を得られると思います。
私が思うこの本を読む必要がない人

これから漫画を描き始める・まだ漫画を描いたことがない人。

正直これを読んでもマンガの描き方は分からないと思う
超・初心者や初心者の方って、すでに「描きたい気持ちはある」というか、極端なことを書くと「描きたい気持ちしかない」と思います。それだけで『漫画が描けているor挑戦しようと思っている』状態。ある意味、伸びしろだらけで無敵状態だと思っています。
で、あるなら。この本を読むのはもっと先でいいというか、「描きたい!」という気持ちより『不安・私が描きたいものが何かわからない』という状態が勝った時に読む。と、スッと沁み込むというか、ああ!!そうだった!!って思える。ほんとうにこの本の価値がわかる状態で読める。と思いました。
総評(独自基準の評価チャート)
独自チャートで恐縮です。
はじめに断っておくと、独断と主観をブンブン言わせてます。私の気分や価値基準で評価が左右される可能性があることご了承ください。
ないよりはあったほうが参考になるかな。程度で見てくださると幸いです。
総合評価★4.7(小数点以下適当です)
Amazonでも高評価でしたし、レビューも納得の一冊でした。
作品に対して「行き詰まり感」や「新たな視点・創作の原点を思い出したい!」と感じている人へおすすめできる一冊です。